怒ってばかりの親だとこんな子になる

最近、ネットで度々目にするようになった「毒親」という単語。

うちの母もその類ではないのか、という思いがあったのだが、うちの母は頭も良いしあんなだけど優しいときがあるし。と頭を左右に振りながら記事を読んでいた。

 

しかし、どうも毒親という単語が引っかかる。

うちの母は違うと思うが、しかし「毒親」の文字を見かけると、うちの母は....と思ってしまう。毒親とまではいかなくても似た類のものではないかと思う。

 

うちの母はとにかく怒る。私がこんな性格になったのも親のそれが関係しているのではないかと疑うくらいだ。

 

怒るというか短期というか八つ当たりというか。

 

以下、例を出してみる。

 

 

 

  • 母の機嫌が悪いととにかく話しかけたくない

仕事に家事で疲れているのかもしれない。それは分かる。分かるが、ただ普通の話をしようとしているだけなのに怒鳴って返してくる。これでは話しかけたくない。明日の予定を話そうと思っても「どうせ怒って返してくるし」と思うとなかなか言い出せない。

とにかく八つ当たりが酷い。普通に言えばいいのに、甲高い声で喚くのがすごく嫌。一時期その声が大嫌いで、朝その甲高い声がすると毎日のように飛び起きて心臓がばくばくしてた。本当に嫌だった。だから母に話しかけるときは機嫌がいいのか悪いのかを判断し、悪ければ機嫌がよくなるまで待ち、機嫌がよくても危険なので先に機嫌をとってから本題に入る。他人の機嫌には敏感になった。

 

  • 小さなことですぐ怒る

更年期障害なんじゃないかと思うくらい。「この何時の電車で帰るの?」って言われたから私のことを言っているのだと思って「この時間に帰ることはないけど。明日は〇〇時に帰って....」って言うと、「誰もあんたのことなんて聞いてないわ!!」となぜか怒る。え??今のどこに怒る要素があるんだろう。妹の話なら「あ、妹の帰り時間よ」と普通に言えばいいのになんでそんなに怒ってるんだろうと思う。

他にも、すぐ解決できたことでもまるで解決できなかったようにぶつぶつ文句を言ってる。いや、その話はもう解決したよね??何をぶつぶつ言ってるの??と思う。

とにかく怒ることが趣味のように思う。

それが毎日続くと、怒る人が嫌いになった。先生とかよく怒る場面があるけど、それをひとつ見てしまうともうだめ。嫌い。

けっきょく好きになる人は物凄く温厚な人か、他人に興味がない人。

まったく怒らない人が好きだ。

 

  • 間違いを認めない

自分が間違っていても絶対認めない。「絶対こうよ」と譲らない。違うって言ってんのに認めない。自分が正しいと思ってる。

私がごはんの上に漬物を乗せたら「のせない方がいい」と言ってきたが、私はのせたいので「のせた方が美味しい」と言ったら「絶対のせない方がいい」と言う。譲らない。これはまあ可愛い方だが、こんな感じで価値観が違って当たり前なのにそこも譲らない。頭ががちがちなのかもしれない。

何を言っても否定されるので、自分の意見をなかなか言えない。この漬物事件だって結構勇気を出した。自分の言う事が否定される経験ばかりしていると、自分の意見が言えなくなる。主張ができない。今でも、友達にすら主張できない。嫌だと言えない。まあこれは母だけが原因ではなく、いじめが原因というのもある。

 

  • だったら自分でやればいいのにと思うこと

食洗器に食器をセットしたり洗濯物を畳んだりするが、したらしたで「畳み方はこうじゃない」や「セットの仕方が違う」とキレだす。しらんがな。ちゃんと洗えてるし、畳んでるし。嫌なら自分でやればいいじゃん。「やってもらわないほうがよかった」って言われても、私だって「やらなきゃよかった」

これがずっと続くと、次第に私も「どうせやっても怒られるんだから、やらなくて怒られた方が得なのでは」と思うようになる。だから「やった方がいいのか、やらない方がいいのか」と悩んだときはやらない。やっても怒られるなら、私がやった時間がもったいない。こういう考えになっていき、結局やらない人間になる。

 

  • 母の言うことは絶対

今まで述べたことでもそうだが、間違いを認めない、自分を通す。そうなると自分の意見は通らない。母に言われたことで、私が間違ってるなと思い自分を信じて行動しようとするが、「いやまて、これで私が間違いだったら余計怒られる。母の言っていることは間違いだと思うが、もしかしたらこれが正解の可能性もある」と思う。そして結局母の言う通りに行動する。が、実際行動に移してみると母から叱られる。

母「どうしてそんなことをしたの!?」

私「だ、だって言ってたじゃん....」

母「そんなのは臨機応変よ!!考えて分からないの!?」

という流れもいつものパターンだ。

考えたさ。それで違ってると思っても怖くて言う通りにしちゃう。

だって母の言うことは絶対だと私の中で刻まれてるんだもん。

 

私のぽんこつさ加減を見て何度か母に「あんた病気なんじゃないの?」と言われたことがあったが、そのときは本当にそうなんじゃないかと思い、必死で病名を探した。

 

  • デリカシーがない

私も母も女性なので生理があるわけ。生理が始まったばかりの頃、よく分からなくて何度か無知さ故に失敗をしたことがある。その失敗談を父に話しているところを見たときは本当にこいつは私と同じ女なのかと疑った。なんで父に話してるんだろうと理解ができなかった。

また、親戚が集まる場面では、学生の子が将来保育士になりたいと言っていたにも関わらず「保育士なんてなるもんじゃないわ」とまあ言うわ言うわ。加減の知らないディスりで「保育士なんて」と言う。本当にその子が可哀想で、その子の姉やその子の母も心配そうにその子を見ていた。何度か目を泳がせて俯く姿は可哀想だった。

これは反面教師のように、「絶対こんな風にはならないでおこう」と思えた。

 

 

 

怒ってばかりの親の元に生まれて、嫌だと思ったことは何度もある。

他の家のお母さんはもっと優しいのにどうしてうちはこんなに怒るんだろうと幼いながらに思った。

実際、今も母より父が好きだし、あの激昂する母と温厚な父は案外お似合いなのかもしれない。

生まれてずっと「母親」と一緒にいるため、今更切り捨てられないし、これからも付き合っていくしかないんだろう。できれば離れたいと思うがそんな度胸はない。